菊池4姉妹 明暗分かれた 日本初4姉妹五輪へ 純礼当確、悠希前進も…萌水は不発

 「スピードスケート・ショートトラック、全日本選手権」(16日、ガイシプラザ)

 4種目を行い、女子は菊池純礼(21)=トヨタ自動車=が500メートルを制し、代表入りを確実にした。代表は9月上旬の2大会と今大会の総合成績で争う。日本の枠は男女各5人で、17日に発表される。

 スピードスケート女子の姉・彩花(30)=富士急行=とともに、日本初の姉妹4人での五輪同時出場を目指す菊池悠希(27)=ANA、萌水(25)=稲門ク、純礼の姉妹は明暗が分かれた。

 ランキングトップで臨んだ純礼は、女子500メートルを44秒161で制するなど順当に代表入りの当確ランプをともした。「うれしいけど、ここは通過点。前を見据えたい」と力強かった。また1500メートル、500メートルともに3位につけた悠希も代表入りへ大きく前進し「実力を出し切りたい」と、ラストスパートを誓った。

 一方、ランキング7位からの巻き返しを誓うソチ五輪代表の萌水は、1500メートル、500メートルともに8位と振るわず。17日の1000メートルが残るものの、代表入りは厳しい状況となった。

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