日大が27年ぶり21回目のV QB林大が1年生として史上初の2冠獲得

第4Q、タックルをかわし突進する日大・林大希=甲子園
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 「アメフット・甲子園ボウル、日大23-17関学大」(17日、甲子園球場)

 東日本代表の日大(関東)が、西日本代表で昨年の覇者、関学大(関西2位)を破り、27年ぶり21回目の優勝を果たした。関東勢としても2006年の法大以来11年ぶりの頂点に立った。関西勢の連勝は10でストップした。

 日大の1年生QB林大希(大正高)は、1年生としていずれも史上初となる大会最優秀選手と年間最優秀選手(ミルズ杯)の2冠を獲得。日大は来年1月3日の日本選手権、ライスボウル(東京ドーム)で社会人王者と対戦する。

 0-7と先制を許した第1Qに、WR林裕嗣(1年)へ39ヤードのTDパスに成功した林大は「最初のTDが勝利につながった」と振り返った。自身も「試合前も試合中も吐いていた」というほど緊張感にとらわれていたと明かし、同級生の林裕に「同じように緊張していたのによくやってくれた」と感謝した。

 今年復帰した前監督の内田正人監督(62)は「うちの選手を誇りに思います」と試合後に大粒の涙を流した。昨季リーグ4位に甘んじたチームを再建し「厳しくやったがよくついてきてくれた」と感慨深げだった。

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