日大・内田監督が大号泣 関東勢11年ぶりの美酒に「選手を誇りに思う」
「アメフット・甲子園ボウル、日大23-17関学大」(17日、甲子園球場)
東日本代表の日大(関東)が西日本代表の関学大(関西)を23-17で破り、27年ぶり21回目の優勝を果たした。関東勢として06年の法大以来11年ぶりに頂点に立った。下馬評を覆し、関西勢の連勝を10で止めた日大の内田正人監督(62)は「うちの選手を誇りに思う」と大粒の涙を流した。昨季関東リーグ4位に甘んじたチームの再建を、前監督として復帰1年目で果たし「厳しくやったが、よくついてきてくれた」と感謝した。
1月から半年間、練習前に最低2500ヤードのダッシュを課すなど過酷な練習を課した。20人程の退部者が出た時期もあったが「普段から厳しく接したのは仲間意識を持たせるためだった」と振り返る。練習についていけない下級生のことを上級生に「どうするのかと繰り返し聞いた」と、時にぶつかり合ったこともある。
QB林大が「4年生に本当によくしてもらって下級生が活躍できた」と言ったように、一丸の勝利は“内田イズム”の結実だった。