ガトリンに新たなドーピング疑惑 英紙報じる 8月にボルト撃破の35歳
陸上男子100メートル世界王者のジャスティン・ガトリン(35)=米国=に再びドーピング疑惑が浮上した。英紙「テレグラフ」が報じた。
同紙によれば、ガトリンのコーチや代理人が偽の処方箋により、パフォーマンス向上薬の提供を受けたとして、国際陸上連盟(IAAF)や、アンチドーピング機関などから調査を受けているという。
ガトリンは01年、06年にドーピング検査で陽性となり、処分を受けている。16年リオデジャネイロ五輪では“人類最速の男”ウサイン・ボルトに次ぐ銀メダル。今年8月の世界選手権では同大会を最後に引退を表明していたボルトを破り、金メダルを獲得したが、過去の経緯もあり、優勝後もブーイングを受けていた。