横審委員長 白鵬の取り口を厳しく断じる
大相撲の元横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜=が幕内貴ノ岩(27)=貴乃花=を暴行した問題で、日本相撲協会の危機管理委員会(委員長=高野利雄・元名古屋高検検事長)は20日、東京・両国国技館で開いた横綱審議委員会の臨時会合と臨時理事会で最終報告をした。
横審の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)が白鵬の取り口に関し、厳しく断じた。「委員会、私個人あてに、相当量の投書がある。大部分が白鵬の取り口についての批判でありました。張り手、かち上げ、これが15日間のうちの10日以上もあると。こういう取り口は横綱相撲とは到底、言えないだろう、美しくない、見たくない」と相当数の批判があることを明かした。
横審の他の委員も多くが同意見で「白鵬自身の自覚をどう促すか。協会としても工夫、努力してほしい」と改善を求めた。