渡部由梨恵2位!W杯で自身初となる表彰台 夫婦五輪へ前進
「フリースタイルスキー・W杯・ハーフパイプ」(22日、張家口)
決勝が行われ、女子の渡部由梨恵(28)=白馬ク=が86・20点で2位に入り、W杯で自身初となる表彰台に立った。これまでは8位が最高。鈴木沙織(城北信用金庫)は76・00点で5位だった。15歳の張可欣(中国)が88・80点で初優勝した。日本勢が予選で全員敗退した男子はトマ・クリーフ(フランス)が初めてW杯を制した。
渡部が、世界女王の小野塚や昨季の種目別覇者マルティノ(フランス)ら強豪が欠場したチャンスをものにした。1回目で86・20点をマーク。残りの2回で得点を更新することはできなかったが、念願の表彰台に立ち、ノルディックスキー複合のエースで夫の暁斗と夫婦での五輪出場に大きく前進。「正直うれしい。自分のやろうとしていたことが試合で全てできた」と喜びに浸った。
W杯で8位以内が1度以上という全日本スキー連盟が定める五輪派遣推薦基準をクリア。一つ肩の荷を下ろし「次は後ろ向きの2回転が決められるように」とさらなる演技の向上を期した。