ソチ銀の平野歩夢「目指すところは1つ」2度目の夢舞台 19歳が金候補筆頭に成長

 全日本スキー連盟は22日、平昌五輪代表選手のうち12人を発表した。スノーボード男子ハーフパイプ(HP)ソチ五輪銀メダリストの平野歩夢(19)=木下グループ=は、直近のW杯を2連勝するなど絶好調。堂々の金メダル候補として、2度目の夢舞台への意気込みを語った。その他、スノーボード女子アルペンのソチ五輪銀メダリスト・竹内智香(34)=広島ガス=らが選出された。今回発表されたのは一部で、スキーの全代表は来年1月下旬に出そろう予定。

 まだまだあどけなさの残ったソチ五輪での銀メダル獲得劇から4年-。精悍(せいかん)さと圧倒的な強さを手にし、19歳となった平野が、2度目の夢舞台に挑む。「前回は銀メダルだったし、目指すところは1つしかない。いい滑りをすれば、可能性はある。それが自分の目指しているところ」。はっきりと口にはしなかったが、頂点への渇望が垣間見えた。

 激動の1年だった。今年3月の大会で左膝の内側側副じん帯を損傷し、腹部を強打して肝臓も痛めた。雪上から離れた日々も、イメージトレーニングは欠かさず、肉体強化にも取り組み、見事に復活。「自分に挑戦してきてよかった」。直近のW杯2戦は圧倒的な強さで連勝。紛れもない金メダル候補として、平昌の舞台へ乗り込む。

 「高さと難易度のバランスにこだわってやってきた。自分の今までやってきた滑りを自信を持ってやりたい。圧倒的な滑りをしたい」。自信と確信を持って、頂点へ跳ぶ!

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