箱根駅伝「山の神」ならぬ「山の人類最強」へ 早大・安井雄一が決意
来年1月2、3日の東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)に出場する早大が23日、埼玉県所沢市の早大所沢キャンパスで会見し、3年連続で山上り5区が濃厚な安井雄一主将(4年・市船橋)は区間賞に輝き、「山の人類最強」の称号獲得を目標に掲げた。
神の領域には及ばなくとも人類最強は譲れない。安井は「5区は自分の中では外せない思い入れのある区間。区間賞は当然で、後続に何分差をつけられるか。人類最強になって往路優勝をしたい」と意気込んだ。
5区で快走すれば今井正人、柏原竜二さん、神野大地のように「山の神」と称されるが「神には遠い。実際に走ってみても神様の走りは違う」と過去2度の経験から冷静に現実的を見据える。一方で経験という武器があるからこそ「早稲田の強みは山」という自信があり、区間賞という目標も現実味を帯びる。
過去2回は区間5位、4位と、「人類最強の称号」を名乗るには物足りない結果に終わった。3度目の正直で、人類最強襲名、そしてチームを7年ぶりの総合優勝に導く。