30歳・郷亜里砂が初五輪 遅咲き美女スケーター「五輪でもメダルを」
「スピードスケート・平昌五輪日本代表選考会」(27日、エムウエーブ)
女子500メートルは、出場すれば代表決定だった小平奈緒(31)=相沢病院=が37秒13の国内最高記録を更新して1位。郷亜里砂(30)=イヨテツク=が37秒40で2位に入り、初の五輪代表入りを手中にした。男子8人、女子10人が上限の代表は30日に正式発表される。
遅咲きの美女スケーター、郷が女子500メートルで2位となり、初の五輪切符を手にした。若くから頭角を現しがちなスケート界で30歳での初代表は異例だ。「やっとここまで来られた」。11月にヘーレンフェインのW杯で記録した低地でのベストを0・3秒更新する37秒40で、夢の舞台へたどり着いた。
出身は北海道だが、今は国体要員として愛媛のクラブのサポートを受ける。ナショナルチームで鍛錬を重ね、お尻周りはプラス2センチに。体重を維持しながら筋力アップに成功し「積み重ねてきたことがやっと形になった。時間はかかったけど、頑張ってきてよかった」と振り返った。
W杯で4戦続けて表彰台に乗るなど、小平とのワンツーも夢ではない。「五輪でもメダルを狙う滑りができれば」。“メダルへGo”と言わんばかりのりりしい表情だった。