貴乃花親方の理事解任処分を評議員会に提案 来年1月4日に結論
日本相撲協会の臨時理事会が28日、東京・両国国技館で行われ、元横綱日馬富士が貴ノ岩を暴行した事件に関して、貴ノ岩の師匠・貴乃花親方を理事解任(降格)の処分と決めたことを受け、日本相撲協会評議員会の池坊保子議長は来年1月4日の臨時評議員会に諮ることを発表した。貴乃花親方は降格が決まれば、理事から2階級下の役員待遇委員となる。
池坊議長はこの日行われた評議員会で、危機管理委員会の高野利雄委員長から臨時理事会での話し合いに関する説明を受けた上で、「(理事)解任の提案をなさいました」と貴乃花親方の降格を提案されたことを明かした。
これを受けて評議員会では、来年1月4日の臨時評議員会の招集を全会一致で決定。貴乃花親方の処分に関する話し合いを行い、ここで結論が出されることになった。
池坊議長は「わたくしは議長という立場であり、個人としての意見は差し控えるが、評議員会は、理事会でご提案いただいたことや、理事会がしっかり運営されているかどうか、役員の人事、その他のことについて審議、決議する機関ととらえております。粛々とそれを進めてまいりたいと思います」と話した。