和歌山工、亡き恩師への1勝ならず「彼らのラグビーをして輝いていた」

ベンチでチーム関係者が和歌山工・浜口博行前監督の遺影を手に持ち応援する=花園ラグビー場(撮影・山口登)
3枚

 「全国高校ラグビー・1回戦、郡山北工22-14和歌山工」(28日、花園ラグビー場)

 今年9月に胃がんで亡くなった浜口博行前監督(享年43)にささげる白星はならなかった。和歌山工(和歌山)はFW戦で一時リードを奪ったが、最後に郡山北工(福島)突き放された。

 浜口さんのコーチ時代の教え子で、恩師の後を継いだ岡本尚也監督(27)は「FWが我慢できない方が負けると思っていたが、我慢しきれなかった」と敗因を挙げた。また「やってきたことができなかったのはマネジメント不足」と悔やんだ。

 入退院を繰り返す中で、今年4月に監督に復帰した浜口さんは、その後再び体調を崩して帰らぬ人となった。恩師の遺影が見守る中で奮闘したフィフティーン。岡本監督は「彼らは彼らのラグビーをして輝いていた。輝いている姿をどこかで見てくれている。浜口監督には伝わったと思う」と話していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス