朝青龍、日馬富士暴行事件語った「この年で終わらせたい」 引退は「残念」
大相撲の元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(37)が29日、フジテレビ系「バイキング・ザ・ゴールデン」に生出演した。司会の坂上忍との対談形式で、元横綱日馬富士による暴行事件などについて激白し「この話はこの年で終わらせたい。ぼくの願い」などと訴えた。
引退した元横綱について問われると「一緒に稽古をしたかわいい弟分。こういう騒動に巻き込まれて残念。モンゴル人の中で一番、礼儀正しいと思っている。若いときから礼儀がないことに対して厳しいが、こういうことになってとても残念」と語った。
日本相撲協会に対しては「僕は協会にお世話になった人間。悪口は言えない」と話し、自身が2010年に暴行問題を起こして引退したことに触れ「世の中をすごく騒がせたので反省している」と神妙な面持ちで話す場面も。また、今回来日した際に訪れた友綱部屋で、親方(元関脇旭天鵬)と弟子のコミュニケーションに感動したエピソードを披露し、師弟関係の重要性を説いた。
生出演前には、さいたまスーパーアリーナで行われた格闘技「RIZIN」に来場。当初は自身が推薦したバータル・アズジャブハラン(25)のセコンドにつく予定だったが、リングサイドで観戦となった。
試合後はリングに上がり、ファンの罵声に反応し「すぐ帰るから聞けよ、お前!!」と一喝。続けて「今後はチーム朝青龍で、RIZINにモンゴルの選手を送りたいと思います」と予告した。