駒大12位で9年ぶりシード落ち エース工藤、左足に不調 大八木監督「采配ミス」
「箱根駅伝・復路(3日・神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)
往路2位だった青学大が復路は6区で逆転し、そのまま他を圧倒。10時間57分39秒で総合4連覇を飾った。往路優勝の東洋大は11時間2分32秒で3年連続の総合2位に終わった。一方でV争いの常連だった駒大は、12位に終わり、9年ぶりのシード落ちとなった。
藤色のタスキが最後までもがき苦しんだ。往路13位から逆転シード権を狙った駒大だったが、6区中西(4年)が区間14位、7区のエース工藤(4年)が区間14位、8区白頭(3年)が区間13位と追い上げ態勢を作れず、9区、10区で追撃したものの時すでに遅し。無念のシード落ちとなった。
ユニバーシアードのハーフマラソン銀メダリスト・エース工藤が左足が「抜けるような感覚」になる症状を抱えて不調。エース区間の往路2区予定を、復路の7区に変更し、勝負を懸けたが、左足に異変を発症。フラフラと蛇行しながら、なんとかタスキをつないだものの、リズムを変えられなかった。
大八木監督は「采配ミス。やはり工藤を2区にもってこれなかったのが、敗因。チーム自体にマイナスイメージが働いていた」と、肩を落とした。