桐生祥秀の小学時代のライバル、大阪でナンバーワンホストに

 陸上男子100メートルで、日本人初の9秒台となる9秒98の記録を持つ桐生祥秀が3日放送のTBS系特番「消えた天才 一流アスリートが勝てなかった人大追跡」に出演し、小学生時代にライバル関係だった俊足少年がいたことを明かした。しかも、その少年は現在、大阪でナンバーワンホストとして活躍していると伝えられた。

 小学校時代の運動会ながら、桐生が徒競走で負けた時の映像も放送され紹介された。疋田哲也さんという男性で、関係者も五輪に出るのではないかと期待するほどの俊足ぶりだったと明かされた。

 疋田さんは現在、大阪のホストクラブで「長瀬仁」という源氏名で働いていると伝えられた。小学校6年生の時の運動会で「(桐生に)負けると思ってなかったのに、負けてもうて」走ることに挫折。中学以後は陸上の道には進まず、高校も1年で退学してしまったと明かした。

 桐生が高校時代に10秒01の当時の現役日本最速記録をマークしたことで、自分も「ダレへんと頑張らなあかん」と一念発起し、ホストとして働くことを決意。やがて、店のナンバーワンに上り詰めたと紹介された。

 全く桐生とは違う道に進んだ疋田さんだったが、「桐生にきっかけをもらってこの世界に飛び込んだんですけど、頑張ることができているのも、正直桐生くんのおかげかなと思います」と少年時代のライバルに感謝していた。

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