元横綱日馬に罰金50万円 暴行事件で鳥取簡裁が略式命令
元横綱日馬富士の暴行事件で、傷害罪で略式起訴された元横綱に対し、鳥取簡裁は4日、罰金50万円の略式命令を出した。傷害罪での上限額で、命令書の謄本を同日送付した。元横綱は暴行を認めており、近く納付する見通し。
事件後に貴ノ岩が鳥取県警に被害届を提出。元横綱は昨年12月11日に傷害容疑で書類送検され、同28日、略式起訴されていた。双方の間で示談は成立していない。
起訴内容や捜査関係者によると、元横綱は秋巡業中の昨年10月26日未明、鳥取市内にあるラウンジの個室で、酒を飲んだ状態で貴ノ岩関の顔を平手で多数回、頭部をカラオケのリモコンで数回殴打し、約12日間の裂傷を負わせたとしている。