白鵬 横綱審議委員会による稽古総見で批判受けた「張り差し」繰り出す
「大相撲初場所」(14日初日、両国国技館)
初場所に向け、横綱審議委員会(横審)による稽古総見が5日・両国国技館で行われた。元日馬富士(33)の暴行事件の起きた酒席に同席したことで協会から減給処分を受けた横綱白鵬(32)=宮城野、鶴竜(32)=井筒=らも参加した。
白鵬は八角理事長(元横綱北勝海)に指令され、土俵に入り正代(時津風)を相手に7番取って全勝。6番目には相手の顔に張りを入れた。
横綱審議委員会(横審)から「美しくない」と猛批判を受けた「張り差し」。横審が見守る前でやってみせた。元横綱で解説者の北の富士勝昭氏(75)は冗談めかし「不届き者だね。あんだけ注意されてね。横審にけんかを売っているね」と、チクリ。横審の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は張りには言及しなかった。