カヌーのドーピングスキャンダルに「世も末」…全豪ベスト8の沢松さんがあきれる
昨年9月の日本カヌースプリント選手権でライバル選手のドリンクボトルに禁止成分を含むステロイドを混入させ、飲ませた鈴木康大(32)が日本アンチ・ドーピング機構(JADA)から8年間の資格停止処分を下された問題で、元テニス選手の沢松奈生子さん(44)が9日、MBSの生番組「ちちんぷいぷい」に出演し、「ついに日本人選手もここまで来たか」「世も末」とあきれた。
鈴木の動機は東京五輪出場とあって、沢松さんは「ドーピング問題はこれまで海外ではすごく多かったけど、日本人はまだまだモラルが高いというふうにされてたと思うんですよ。東京オリンピックが悪い意味でのきっかけになってほしくないなと思ってたんですけど。オリンピックの価値が大きくなればなるほど、こういうことが出てくる」と憂慮。
自身も全豪オープンベスト8や2度の五輪代表など、トップ選手として活躍してきただけに「選手って本当に日々一生懸命やってるんで、オリンピックに選ばれる選ばれない、そしてメダルを取る取らないというのはものすごい大事なことなんですよ」と選手の心情を代弁した。
その上で「ライバルにちょっと一服盛ってやろうとか、冗談でそういう話になることはありますけど、実際にこんなん出て来るなんてホントに世も末やし、こういうことを実際に思いついたとしても行動に起こす人ってのはスポーツする資格が全くない」と、鈴木を断罪していた。