ベイカー茉秋「はい上がるしかない」10カ月ぶり復帰戦へ気合
柔道男子の重量級日本代表が9日、都内で強化合宿を公開した。リオデジャネイロ五輪90キロ級金メダリストで、昨年4月に右肩を手術したベイカー茉秋(日本中央競馬会)は、復帰戦となる2月のグランドスラム・デュッセルドルフに向けて「また一からのスタートで、はい上がるしかない」と気合を入れた。
手術後は「車の揺れだけで痛かった」と3カ月間ランニングもできず、筋力が落ちて体重は7~8キロ減少した。9月からウエートトレーニングを再開し、10月下旬に柔道の練習に復帰。最初は中学生相手だったが、トップ選手とも乱取りができるようになり「70~80%まで状態は上がってきた」と説明した。
東京での五輪連覇に向けて「毎日挑戦者だと思って畳に上がっている」と、裸一貫の再出発を誓った。