福島千里、山県と超速タッグ結成!日本記録更新なら超高級時計ゲット
陸上女子100メートル、200メートル日本記録保持者の福島千里(29)が11日、セイコーホールディングスへの入社を発表し、都内で会見を行った。同所属のリオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルメンバー山県亮太(25)とともに練習を積む。また同社から、自身の持つ日本記録を更新する度に高級腕時計「福島千里スペシャル」の贈呈を約束された。2020年東京五輪に向け、山県との“超速タッグ”を結成し、ビッグボーナスも手にしてみせる。
日本短距離界の男女トップ同士による“超速タッグ”が実現する。昨季プロに転向した福島は、昨夏から山県と一緒に練習しており、共に指導を受けている仲田健トレーナーから誘いを受け、晴れて同じ所属となった。
福島は「今まで一人で練習してきたが、一緒にやる仲間がいるのは心強い」と声を弾ませ、「憧れの速い選手の練習を間近で見られるのは一番刺激になるし勉強になる」と相乗効果を期待。山県も「刺激し合って、ダブルで日本新記録を出せたら最高」と鼻息を荒くした。
同社も手厚いサポートを用意する。福島が、自身の持つ日本記録を更新する度に、特別ボーナスとして高級腕時計「グランドセイコー」の“福島千里特注モデル”を贈呈する。価格は数百万円とみられ、「とても励みになる」と福島。「精巧に作られた止まらない時計をつけて、私も止まらず前を向いて一日一分一秒を大切に生きていきたい」と、ボーナス挑戦の“成功”を誓った。
2月は沖縄で合宿、3月にはオーストラリアで合宿と試合を行う予定。福島は「東京五輪を目標に、今年は日本選手権優勝、アジア大会金メダル、日本記録更新の3つを目指して頑張りたい」と心機一転、気合を入れた。
昨年6月の日本選手権で100メートルの8連覇、200メートルの7連覇を逃すなど振るわず、日本代表入りも逃した。止まってしまった時計を、東京五輪に向けて再び動かす。