葛西、復活の兆し 今季自己最高5位「「自信も少しついてきた」
「ノルディックスキー・W杯ジャンプ男子」(13日、バートミッテルンドルフ)
平昌五輪代表に選ばれた葛西紀明(45)=土屋ホーム=が216メートル、227メートルの合計395・0点で今季自己最高の5位となった。アンドレアス・スティエルネン(ノルウェー)が229メートル、226メートルの407・6点でW杯初優勝を果たした。竹内択(北野建設)は22位、小林陵侑(土屋ホーム)は28位。優勝した開幕戦を含めて、今季の出場全試合で10位以内だった小林潤志郎(雪印メグミルク)は1回目31位で、上位30人による2回目に進めなかった。
前戦まで個人戦で10位が最高だった葛西が、復調の兆しを見せた。1回目は216メートル、2回目は227メートルと好飛躍をそろえて今季自己最高の5位。冬季五輪で単独史上最多8度目の出場となる平昌大会代表選出直後の大会で、渾身(こんしん)のガッツポーズが出た。
課題の助走で「うまく飛べる位置に乗れた」と納得の滑り。久しぶりに満面の笑みを浮かべ「自信も少しついてきた。表彰台も狙っていけたらいい」。開幕まで1カ月を切った大舞台へ、この大会がターニングポイントになるかもしれない。