八角理事長、不祥事の謝罪なし ファンは首かしげる…
「大相撲初場所・初日」(14日、両国国技館)
初日恒例の協会あいさつがあり、三役以上の力士が土俵に上がり、八角理事長(元横綱北勝海)があいさつした。
初日は満員御礼の盛況だったが、日本相撲協会に対しては来場者から厳しい声が上がった。国技館前には当日券を求めて朝から多くの人が列をつくり、協会によると午前8時13分に早々に入場券が完売。幕内の取組に懸けられる懸賞は160本を上回った。担当者は、近年の初場所初日と比較し「いつもよりは多い」と話した。
八角理事長による初日恒例の協会あいさつでは、不祥事への謝罪などはなかった。茨城県行方市の会社員の男性(68)は「騒動があっての初日だし、何かしらあいさつに含めるべきだった」と首をかしげた。
山梨県富士吉田市の無職の男性(75)は角界に暗いニュースが続いたことに「これから(相撲界に)入る人がかわいそう。水を差すようなことはしないでほしい」と注文を付けた。