八角理事長、協会あいさつで騒動には触れず「今後は土俵の充実をもとに努力」
「大相撲初場所・初日」(14日、両国国技館)
初日恒例の協会あいさつがあり、三役以上の力士が土俵に上がり、八角理事長(元横綱北勝海)があいさつした。
「初日にあたり謹んでご挨拶申し上げます。本日ここに1月場所を開催いたしましたところ、かくも大勢の皆様にご来場たまわりましたことを衷心より御礼申し上げます。新進気鋭の各力士は日頃の稽古の成果を存分に出し切り、全力で土俵を務めてくれることと思います。今後も土俵の充実をもとに努力して参りますので何卒、千秋楽までご声援を賜りますよう、お願い申し上げ、ご挨拶といたします」
九州場所の千秋楽のあいさつでは元日馬富士の暴行事件を陳謝。「がんばれー」との館内の声に思わず涙ぐむ姿を見せたが、この日は一連の不祥事に触れることはなかった。
暴力事件の関係者全員の処分を終え、セクハラ行為の立行司、式守伊之助も前日、3場所出場停止の後に辞職を受理する重罰が科された。ケジメをつけ、角界は再出発を切った。