元関脇の幕下豊ノ島、休場危機 左ふくらはぎ痛めて黒星スタート「できるだけの治療を」
「大相撲初場所・2日目」(15日、両国国技館)
元関脇で東幕下5枚目の豊ノ島(34)=時津風=が明瀬山(木瀬)に押し出され黒星スタート。左ふくらはぎを痛め、休場危機に陥った。
帰り道、左足を引きずりながら、顔をしかめた。「肉離れ。(昨年3月の春場所)大阪で右足をやったのと同じ。途中でボコッとなった。頑張ろうと思ったけど、張り手にいった時、音がした。何とか対応しようと思ったけど、最後はもう無理だと…」と故障を振り返った。
16年7月の名古屋場所前に左足アキレス鍵を断裂。2場所全休し、幕下に陥落した。昨年3月の春場所の前に右ふくらはぎを肉離れとケガが相次いだ。現役引退と隣り合わせながら、最近は3場所連続で勝ち越し、東幕下3枚目まで番付を回復し、十両復帰を視界にとらえていただけに、残念過ぎる。
アイシング治療などで何とか回復をはかり、土俵に上がることを模索する。「ゆっくりして、できるいっぱいの治療をして。あきらめずに治療して、少しでも回復して取れるように」と前を向いた。