日本人初9秒台の桐生祥秀、世界選手権金メダルの村上茉愛がホワイトベア受賞
アマチュアスポーツの振興と技術、記録の向上に尽くし、功績のあった選手、指導者に贈られるデイリースポーツ制定「ホワイトベア・スポーツ賞」の2017年度の表彰式が15日、東京都千代田区の日本プレスセンタービルで開かれた。
昨年9月に行われた陸上の日本学生対校選手権(福井)男子100メートルで日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀(東洋大)と、昨年10月に行われた体操の世界選手権(モントリオール)の種目別床運動で日本女子63年ぶりの金メダリストとなった村上茉愛(日体大)の2個人が受賞した。
桐生は13年度に個人で、16年度にリオデジャネイロ五輪男子400メートルリレーの日本代表チームの一員として受賞しており、3度目の選出は歴代最多。表彰式のあいさつでは「個人としては世界で活躍していない。家にホワイトベア(のぬいぐるみ)を4つ並べたい」と、さらなる受賞に意欲を見せた。
女子体操選手として初受賞となった村上は「東京五輪でメダルを取れるように、そしてまたこの賞を取れるように頑張りたい」と意気込みを口にした。
ホワイトベア・スポーツ賞は1961年に制定、今回の表彰で57回目。受賞者には奨励金、表彰盾、記念品が贈られた。