村上茉愛 東京五輪でも弾む! 体操女子初受賞“内村魂”でメダル獲り誓った

 デイリースポーツ制定「2017年度ホワイトベア・スポーツ賞」の表彰式が15日、東京都千代田区の日本プレスセンタービルで行われた。昨年10月の体操世界選手権の種目別床で女子として63年ぶりの金メダルを獲得した村上茉愛(21)=日体大=は、体操女子では初の受賞となった。

 驚異の跳躍力で“ゴムまり娘”の異名を持つエースが、2020年へ弾みをつける。体操女子で初受賞した村上は「男子しか受賞してないので特別感がある。東京五輪でもメダルを獲って、またこの賞を頂けるように頑張る」と白熊のぬいぐるみをぎゅっと抱きしめた。

 体操界では五輪2連覇の内村航平(リンガーハット)も同賞を受賞しており「光栄」と村上。自身にとって「雲の上の存在」。世界女王となった今「昨年までは挑戦者として臨めたが、今年からは王者として勝ちにいかないといけない」と課題を設定するだけに、「内村さんは技もそうだけど勝負強さがすごい。本番で一番いい演技ができる」とキングの魂を継承する考えだ。

 日本女子63年ぶりの金メダルで世界は大きく変わった。街で声をかけられる機会も増え、昨年末はNHK紅白歌合戦に審査員として出演。ファンである嵐の二宮和也とも記念撮影した。各種表彰式にも10件以上出席し「全てが初めてで新鮮。こういう機会で女子体操も知ってもらいたい」と“体操界の顔”としても労を惜しまない。

 真価が問われるシーズンは3月のアメリカン杯(米シカゴ)が初戦となる見通し。「4月の全日本個人総合選手権に向けて試合慣れして度胸をつけたい」と腕をぶした。

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