引退の元幕内双大竜が記者会見 被災地を思い、涙で声震わす

 大相撲初場所前に現役を引退した元幕内の双大竜(35)=本名高橋亮三、福島県出身、時津風部屋=が初場所3日目の16日、東京・両国国技館で記者会見し「順風満帆ではなかったが、精いっぱいできた」と語った。日本相撲協会には残らず、2月3日に国技館で断髪式を開く。

 土俵人生の思い出に2011年5月の技量審査場所を挙げ「相撲界も(八百長問題で)大変な時期だった。地元の福島を巻き込んだ東日本大震災もあった。被災された方々と一緒に頑張ろうという気持ちでやっていた」と涙で声を震わせた。

 東農大出身で05年夏場所初土俵。

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