大坂なおみ3年連続初戦突破 計5度のブレークチャンス全て一発で仕留めた
「女子テニス・全豪OP」(16日、メルボルン)
女子シングルス1回戦で世界ランキング72位の大坂なおみ(20)=日清食品=は世界250位のクリスティナ・クコバ(スロバキア)を7-5、6-2で下し、3年連続で初戦を突破した。2回戦で第16シードのエレーナ・ベスニナ(ロシア)と対戦する。第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、元世界1位マリア・シャラポワ(ロシア)は順当勝ちした。男子シングルス1回戦では右肘故障から約半年ぶりに復帰した元世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が勝ち昨年優勝のロジャー・フェデラー(スイス)とともに2回戦に進出。
初出場した2年前に3回戦に進出した相性のいい全豪で、大坂が力を出し切った。計5度のブレークチャンスは全て一発で仕留め、K・クコバに主導権を渡さなかった。もっとも、自己採点は「(10点満点で)メンタルは8点、テニスは6・5点」とやや辛口だった。
今季からはS・ウィリアムズ(米国)やウォズニアッキ(デンマーク)らトップ選手を指導した実績があるサーシャ・ベージン・コーチに師事。「いつも強く打つ必要はない。安定感を身に付ければもっといい選手になれる」との助言を受けているそうで、その教えを実践した。
今季はこれまでの2シーズンよりも高みを見据え、勝負の年と位置づける。昨年は第9シードだったコンタ(英国)に敗れた2回戦で、今年は第16シードのベスニナに挑む。