張本智和、“大声”解禁も…平野美宇との「はりみう」ペアは4回戦敗退
「卓球・全日本選手権」(17日、東京体育館)
混合ダブルス4回戦が行われ、17歳の平野美宇、14歳の張本智和(ともにエリートアカデミー)による「はりみう」ペアは、優勝経験もある張一博(東京アート)森薗美咲(日立化成)組に2-3で敗れ、準々決勝進出を逃した。
前日には「大きな声を出したら(平野が)ビックリするかと思って…」と遠慮が見られた張本も、得点後に「チョー!」と雄たけびを上げる場面も増え、2人の息は徐々に合ってきていた。
ただ、2-1とリードしたものの、そこから2ゲームを奪い返されて逆転負け。平野は「リードしてていいペースだったが、どんどんミスが多くなってしまった。すごく悔しい。張本君は引っ張ってくれたけど、ミスが増えてしまい申し訳ない」と肩を落とした。
「(張本は)強い選手なので、ペアを組んで自分も勉強になった。競ったときにも思い切ったプレーをしていてすごいなと思う」と平野。ペアとしての伸びしろについて「まだ個人個人でプレーしている感じなので、ダブルスとして強くなればもっとよくなる」と可能性を示唆した。
今後は10月のユース五輪(ブエノスアイレス)の団体戦で混合ダブルスを組む予定で、平野は「優勝できるようにまた頑張りたい」と力を込めた。