白鵬 初の2日連続金星配給 嘉風に“リベンジ失敗” 休場危機…左足親指痛めた

 「大相撲初場所・4日目」(17日、両国国技館)

 横綱白鵬は嘉風にはたき込まれ、自身初めて2日連続で金星を配給し2敗目。左足の古傷を再発させ、休場のピンチに陥った。

 逆風にさらされている大横綱が土俵際に追い込まれた。白鵬が先場所に続いて連敗。自身初の2日連続金星配給となった。立ち合い、横綱審議委員会から苦言を呈された張り手、かち上げを封印。右おっつけからの左のど輪が上に抜けると、押され、はたき込まれて両手をついた。

 支度部屋に戻ると、「いいところはない」とつぶやいた。嘉風戦といえば、先場所の対戦で立ち合いが成立していないと思い、一気に寄り切られた。不服に思い、待ったをかけ、自ら物言いをつけた因縁がある。「見てしまったか」と問われると、「どうだろうね」と答えるだけだった。

 新たな不安材料も出た。初日に右足の親指を痛め、この日は左足親指を痛めた。白鵬は「滑ったと言うより、入ってしまった。2006年にやった(骨折した)ところ」と説明。5日目以降は「やってみないと分からない」と話した。

 不吉なデータもある。横綱昇進後で4日目までに2敗したのは3回目になる。過去2回はいずれも途中休場しているが、5日目の出場は当日朝の様子を見て判断する。かつてない窮地に立たされた横綱は「やれることをやるしかない」と自分に言い聞かせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス