北の富士さん、白鵬の休場に「立ち合いに悩んだのも大きな原因」
「大相撲初場所・5日目」(18日、両国国技館)
相撲解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)がNHKの大相撲中継に出演し、横綱白鵬(宮城野)のこの日からの休場に「相当、立ち合いに悩んだのも大きな原因だったですよね」と心境を思いやった。
白鵬は4日目の嘉風(尾車)に敗れた際、06年に剥離骨折した左足親指を痛めた様子で、今場所初日には同じく古傷の右足親指を負傷していた。
今場所は横綱審議委員会などから指摘を受けた、立ち合い時のかち上げ・張り手を封印し、新たな取り口を模索していた。その中で3日目、4日目と連敗した。
休場の報に「優勝(候補)力士の筆頭に挙げていましたからね。ちょっとショックですよね。ただね。相当、立ち合いに悩んだのも大きな原因だったですよね」と思いやり、「それと。けがが多くなってきたねえ」とつぶやいた。
両足の親指を痛めたことについて、「最初に痛めた親指ね。あの影響が大きいと思います」と分析。「相撲ってのはね。親指は大事なんですよ。踏み込むときに力が入らないからどうしても踏み込めないし、かばいますし。それを両方やってしまったら、いくら白鵬でも無理でしょう」と休場やむなしとの考えを示した。