白鵬休場 宮城野親方「横綱として恥かくことできない」両足親指痛め全治2週間

 「大相撲初場所・5日目」(18日、両国国技館)

 横綱白鵬(32)=宮城野=が両足親指負傷でこの日から休場した。

 初の2日連続で金星を配給した白鵬が、両足の親指を痛め「左母趾MP関節靱帯(じんたい)損傷、右母趾末節骨骨挫傷・爪下血腫」で全治2週間と診断され休場した。休場は2場所ぶり7度目。昨年12月の理事会では、元日馬富士の暴行事件に同席していたとして1月の給与は不支給、2月は50%減額の処分を受けていた。

 師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は「本人は取りたかったと言っていたが、両方の足の親指に力が入らない。人に迷惑をかける、と話していた。惨めな相撲を取って横綱として恥をかくことはできないから」と決断の理由を語った。

 部屋で話し合ったときの様子を師匠は「階段を下りるのもやっとだった。まだ左足の腫れが引いていない。(再出場は)難しい」と話したが、春場所の出場は「大丈夫」と明言した。

 41回目の優勝を狙った白鵬だったが、横審から粗暴だと指摘された立ち合いの張り手、かち上げを封印。リズムをつかみきれないまま負傷休場となった。師匠は「本人も直そうとしてましたから。それなりに考えてやっていた。これからもそういう相撲をやっていかないと。徐々に変えていくしかない」と今後も封印することを示唆していた。

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