14歳張本が史上最年少V 歴史的勝利!王者・水谷撃破で東京五輪金メダル宣言
「卓球・全日本選手権」(21日、東京体育館)
男子シングルス決勝が行われ、ジュニア王者の中学2年、張本智和(14)=エリートアカデミー=が、4-2(11-9、11-5、8-11、11-2、6-11、11-5)で、過去9度の優勝を誇るリオデジャネイロ五輪シングルス銅メダリストの水谷隼(28)=木下グループ=を破り、初優勝を決めた。14歳6カ月での優勝は水谷が持っていた17歳7カ月を大幅に更新する最年少記録。
水谷とは昨年6月に世界選手権で初対戦し、4-1で張本が金星を挙げている。開始直後から気合の入る張本は得点のたびに「チョー!」と雄たけびを上げる。序盤からリードした張本は水谷の追い上げをしのぎ11-9で第1ゲームを奪う。第2ゲームも中盤に5連続ポイントをマークした張本が11-5で取った。第3ゲームは水谷が意地を見せて5-8から6連続ポイントで奪い返す。第4ゲームは張本が11-2で圧倒。第5ゲームは水谷が11-6で取った。第6ゲームも11-5で奪い、歴史的勝利を飾った。
歴史的勝利に14歳の王者は「決勝で失うものはないので思いきりできた。今までの卓球人生で一番か二番のいいプレーでした」と振り返った。
東京五輪の卓球会場となる東京体育館での快挙達成に「ここで優勝できたことで成長のスピードは早くなる。東京オリンピックで金メダル2つ取れるように頑張ります」と力強く宣言した。