大坂なおみ全豪8強逃す 世界1位に完敗も「自信はついた」
「女子テニス・全豪OP」(22日、メルボルン)
女子シングルス4回戦で大坂なおみ(20)=日清食品=は世界ランキング1位の第1シード、シモナ・ハレプ(ルーマニア)に3-6、2-6で敗れ、準々決勝進出はならなかった。男子ダブルス3回戦で国別対抗戦デビス杯の日本代表経験があるマクラクラン・ベンとヤンレナルト・シュトルフ(ドイツ)のペアは、日本勢で1965年大会8強の渡辺康二、石黒修組以来の準々決勝進出。女子ダブルス3回戦で第11シードの青山修子(近藤乳業)ヤン・ザオシャン(中国)組は敗退した。男子シングルス4回戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)が鄭現(韓国)に6-7、5-7、6-7で敗れる波乱があった。
四大大会初の4回戦は1時間19分で完敗。大坂は世界1位のハレプに徹底的に研究され、武器のサーブを攻略された。押し気味に進めていた第1セットで流れを引き寄せられず「相手のプレーが素晴らしかった」と素直に力の差を認めた。
サービスゲームでハレプにリターンの位置をサーブ動作の途中で小刻みに変えられ、心理的に揺さぶられた。サーブからの得点率が第1サーブでは59%、第2サーブでは35%といずれも相手を下回り「彼女は最高のリターンができる選手。重圧を受けたのかもしれない」と話した。
快進撃は止まったが、20歳で初の四大大会16強入りを果たし、世界のトップに近づきつつある。今季から師事する新コーチとのコンビで「次の四大大会はもっといいプレーができると思う。自信はついた」と前向きに捉えた。