暴行騒動の小関「コミュニケーション不足だった」 後輩は炊事当番遅刻を否定
後輩選手に暴力を振るったとして活動自粛中の、16年リオデジャネイロ五輪代表で競泳男子平泳ぎの小関也朱篤(やすひろ=25)が24日、所属先で大阪府八尾市のミキハウス本社で会見した。今月11日に騒動が表面化して以降、公の場に姿を表すのは初めてとなり、「申し訳ない気持ちでいっぱい。結果を出して、また声援を頂ける選手に戻れるよう、しっかり頑張りたい」と謝罪した。
暴行の原因は、スペイン合宿中に後輩の天井翼(23)=ミキハウス=が炊事当番に遅刻したと言われているが、天井は14日に東京都内で取材に応じ、炊事当番の遅刻したことを否定。これについて小関は「自分と天井君との間でコミュニケーションが不足していた。炊事当番を忘れていたと思い、そこに怒りを覚えた」と説明。「一人のスイマーとしてより、社会人としてコミュニケーションを取っていれば」と後悔もにじませた。
天井とは代表合宿から帰国後も連絡を取っていないといい、「同じ所属なので食事に誘って、一緒に代表でも頑張っていこうと話をしたい」と語った。
ミキハウス関係者によると、天井は顎に違和感が残っており現在も通院中というが、日常生活に支障はなく、国立スポーツ科学センター(JISS)で練習を行っているという。