錦織、復帰戦は「30点」 世界238位に敗戦
昨年8月に右手首を故障した男子テニスの錦織圭(28)=日清食品=が23日、米カリフォルニア州ニューポートビーチでのツアー下部大会で実戦復帰。世界ランク24位の錦織は、1回戦で同238位のデニス・ノビコフ(米国)に3-6、6-3、4-6で敗れた。
錦織は相手のサーブに押され要所でミスも出た。「緊張も多かったし、まだコートの中での自信がそこまでないので打っていけなかった」。第3セットの第8ゲームをブレークされた。第9ゲームは何とかブレークしたが、競り負けた。「取らないといけないポイントでミスが出たり(戦線離脱で)失っている部分はたくさんある」と言い、自己採点は30点と厳しかった。
昨年8月の練習でサーブを打った際に腱(けん)を痛め、手術を受けずに治療やリハビリに取り組んできた。脱臼や裂傷を負った右手首の腱(けん)は「あと何週間かすれば痛みもゼロに」と、ほっとした様子も見せた。
来週にダラスで行われるツアー下部大会を経て、2月のニューヨーク・オープンが今季のツアー大会初戦となる見込み。「焦らずにやりたい」と話した。