【一問一答】栃ノ心、涙の初優勝「この日が来るとは思わなかった」
「大相撲初場所・14日目」(27日、両国国技館)
前頭三枚目の栃ノ心(春日野)は同9枚目の松鳳山(二所ノ関)を寄り切りで下し、初優勝を飾った。
取り組み後のNHKのインタビューは以下の通り。
-おめでとうございます。
「ありがとうございます」
-初優勝です。
「最高です。うれしいです」
まだ14日目。
「信じられないです。自分でも。本当にうれしいです」
-緊張はあったか。
「考えてなかった。考えると緊張するから。自分の相撲だけを考えていたので。良かったです」
-突っ張り合いになった。
「相手はなかなか捕まらない。突っ張ってから捕まえようかと。親方からも『突っ張ってから捕まりやすい。突っ張ってから捕まえろ』って。本当に優勝できてうれしい」
-言われた通りに相撲が取れた。
「ここまで相撲のことでいっぱい注意され、本当に親方にありがたい気持ちしかないです。みなさんに。信じられないですね」
-春日野部屋では46年ぶりの優勝。
「(涙を浮かべ)本当にうれしい」
-入門から12年目。
「いつか優勝したいと思ったが、今場所、この日が来るとは思わなかった」
-優勝した瞬間は。
「頭の中が真っ白になって。やりました、と思って。はあ…」
-大歓声は。
「聞こえてました」
-優勝できた要因。
「気持ちと、稽古もちゃんとしていたので、それが良かった」
-12年でここまできた。
「最高です。けがから落ちて4年。幕内に戻って来て良かったです。本当に考えなかった」
-ひざの大怪我があり、ダメだと思ったことは。
「入院した時、もう何回もやめようと気持ちが落ちていた。退院して稽古場に降りるようになって気持ちが変わりました」
-どう変わったか。
「いい方に変わった。もう一回がんばろうかなと。うちの親方も、おかみさんにも『自分の相撲を取らないとダメなんだよって』」
-恩返しができた。
「うれしいです。できるのこれくらいしかない」
-ジョージアの家族も喜んでいる。
「うれしいでしょうね。向こうも盛り上がっているんで、すごく。本当にありがたい。親にも、グルジア人の友だち、親戚、ここまで応援してくれた方々ありがとうございました」
-来日する際、お母さんが『行かないで』と言ったと。
「はい。いろいろここまであったけど、今日は最高の日です」
-去年生まれた赤ちゃんも喜ぶ。
「大きくなったら。まだ分からないから(笑)」
-明日もあります。
「はい。明日は気持ちよくいきます。勝って終わりたいですね」