貴乃花部屋の双子力士・貴公俊が新十両前進の5勝目「自分信じ切れた」

照強(右)を寄り切りで破る貴公俊(撮影・西岡正)
3枚

 「大相撲初場所・千秋楽」(28日、両国国技館)

 東幕下7枚目の貴公俊(貴乃花)が西幕下筆頭の照強(伊勢ケ浜)を破り、5勝目(2敗)を挙げて場所後の十両昇進の可能性が出てきた。

 取組後は「攻めることしか考えてなかったです」とひと言。今場所は多くの力士が十両から幕下に番付を下げるため、従来よりも多くの十両昇進力士が生まれる可能性があるが、「何も考えていないです」と無心で吉報を待つと語った。

 今場所は自己最高位で、2連勝のあと2連敗。幕下上位の厳しい競争の中、持ち直して3連勝で場所を終えた。「自分を信じ切れた」ことが勝ち越しにつながったという貴公俊。兄弟子の貴ノ岩が被害を受けた事件で、部屋が相撲以外の部分で注目されたが、稽古は「できました」と胸を張った。

 師匠の貴乃花親方(元横綱)からは「落ち着いて攻めているからいいぞ」と送り出されていたといい、自分自身としても「落ち着いて(相撲を)取れていたと思います。(負けた2番の)敗因もはっきりしていたので」と自信を深めた場所になった。双子の弟・貴源治は昨年夏場所にひと足早く新十両に昇進しており、追いつけ、追い越せを目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス