松田瑞生初マラソンV 瀬古リーダー「ニューヒロイン誕生です!」

母親の明美さんと抱き合って喜ぶ松田瑞生=ヤンマースタジアム長居(撮影・持木克友)
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 「大阪国際女子マラソン」(28日、ヤンマースタジアム長居発着)

 松田瑞生(22)=ダイハツ=が2時間22分44秒で初マラソン初優勝を決め、2020年東京五輪の代表選考会・マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得した。

 25キロ過ぎに前田穂南(天満屋)がスパートしたが、松田は慌てることなく30キロ過ぎにとらえ、残りは独走で圧勝した。

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化プロジェクトリーダーは、松田の圧勝に「ダイナミックな走りに将来性をすごく感じた。ニューヒロイン誕生です!」と笑顔で答えた。

 優勝後に松田は中継したカンテレのブースに呼ばれ、高橋尚子さんと野口みずきさんというシドニーとアテネの五輪金メダリスト2人とレースを振り返った。高橋さんから「将来に大きな光が見えた」とその走りを評価されると、「いや~うれし~い」と大感激。レジェンドの賛辞に満面の笑みを浮かべて、42キロを走り抜いた直後とは思えないほどはしゃいでいた。

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