初場所3敗4休の元関脇豊ノ島、現役続行を明言「関取復帰しないと引退できない」
初場所幕下五枚目で3敗4休だった元関脇豊ノ島(時津風)が29日、自身のインスタグラムを更新し、現役続行を明言した。2日目に左ふくらはぎを痛めて白星を挙げることができなかったが、娘らの励ましもあり、「もう一回上を目指します」と記した。
インスタグラムには「がんばれ 豊ちゃん」と休場中に友人から贈られたデコレーションケーキの写真をアップ。「今場所はケガで3敗4休という結果になってしまいました。正直心は折れました。さすがにもう無理だ…」と文頭で無念さをにじませた。
しかし、一方で夫人と娘からは「嫁と娘に絶対やめないでほしい!と言われました。嫁はケガなんだから!と…」と現役を続けるように励まされたことを明かした。
豊ノ島自身も「正直今場所ケガしてなければ勝ち越せる自信もあった!」と関取復帰への手応えをつかんでいたという。
同じようにケガを乗り越えた栃ノ心が初場所で初優勝を飾り、「そんな自分に勇気をあたえてくれたのは栃ノ心関!自分だけじゃない。ケガで悩んでる力士にはとても励みになる優勝だと思う!」と賛辞を贈った。
その上で「もういいじゃないか?って思う人もいると思います。自分自身思ったくらいですし。でももう一回!もう一回上を目指します!正直関取復帰しないと引退できません!頑張ります!また温かい応援よろしくお願いします!」と、34歳のベテラン力士は前を向いた。