松田奨励金500万円「貯金します」初マラソンV一夜明け 秋にも海外高速レース挑戦
大阪国際女子マラソンを初マラソン日本歴代3位の2時間22分44秒の好記録で制した松田瑞生(22)=ダイハツ=が優勝から一夜明けた29日、大阪市内で喜びを語り、秋にも海外で高速レースに挑戦する考えを明かした。
大仕事を終えた松田は底抜けに明るかった。LINEのメッセージが約150件。日本実業団陸上連合から好記録に対する奨励金500万円を贈られ、「貯金します」と笑った。
頭の中では早くも次のレースを思い描く。「海外のレースを経験したい。ハイペースでどれだけ走れるか」。出場権を獲得した2020年東京五輪のマラソン代表を決める「グランドチャンピオンシップ(GC)」の前に、さらにレベルアップを図る考えだ。
9月の「ベルリン」がその候補で、2005年に野口みずきが日本記録の2時間19分12秒をマークしている。「大阪のレースを通じて五輪に出ることより、五輪で戦うという考えに変わった」と松田。日本記録更新も視野にスピードを磨く。