野口啓代 11度目Vへ準決勝進出 頂点奪回見据えた「目指すは優勝」
「スポーツクライミング・ボルダリング・ジャパンカップ」(3日、駒沢屋内球技場)
予選を行い、女子は男女を通じて最多の優勝10回を誇る野口啓代(28)=茨城県連盟、昨年史上最年少優勝の伊藤ふたば(15)=岩手県連盟=ら21人が準決勝に進んだ。男子は3連覇を目指す藤井快(25)=東京都連盟=ら20人が予選を突破した。4日に準決勝と決勝が行われる。
野口は5つの課題すべてをノーミスでクリア。14歳の森秋彩と並ぶBグループ1位で予選を通過し「今年最初の試合だったが思ったより緊張することなく予選全完登、全一撃ができて良かった」と笑みを浮かべた。昨年は2位にとどまり、13歳年下の伊藤に優勝をさらわれた。「年々トップの選手というか、優勝候補の選手が増えている。女子も狭き門になってきているが、もちろん目指すは優勝です」と頂点奪回を見据えた。