園田隼 日本人最高2位でGC出場権 初サブテン! 川内の激励に応えた

 「別府大分毎日マラソン」(4日、大分市高崎山うみたまご前~大分市営陸上競技場)

 20年東京五輪のマラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(GC)」の出場権が懸けて行われ、園田隼(28)=黒崎播磨=が2時間9分34秒で日本勢最高の2位となり、GC出場権を獲得した。デスモンド・モクゴブ(南アフリカ)が2時間9分31秒で優勝。3位は2時間10分12秒で大塚祥平(九電工)だった。

 36キロ付近からの一騎打ちで闘争心をほとばしらせた。「勝つ、勝つ、勝つ」。自らにそう言い聞かせながら園田は優勝を狙った。勝負が競技場にまでもつれ込む激戦の末、3秒差で2位。GC出場権をつかんだが「うれしさ半分、悔しさ半分」と首をひねった。

 今回が13度目のフルマラソン。16年の福岡国際で2時間10分40秒をマークして4位となり、東京五輪代表候補の一角にのし上がった。そのレースで3位に入ったのが川内優輝(埼玉県庁)だった。

 GC出場権をつかんだのは6人目。川内は既に仲間入りしている。「お前なら絶対にサブテン(2時間10分以内)をやれる」と励ましてくれていたのも川内だ。「現時点で最強のランナー」と敬意を抱く一方で「同じ舞台に立てばライバル」と園田は闘争心をかき立てる。

 11位に終わった昨年12月の福岡国際から2カ月後に自己新記録。次戦として1カ月後のびわ湖毎日に出場を申し込み済みだ。師弟の今季の計画がフルマラソン3本。「リミッターがない」と渋谷監督が評する28歳は、今後も大パフォーマンスをやってのけそうだ。

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