栃ノ心、稽古再開もVフィーバーに疲れ気味?「次も頑張らないと」
大相撲の初場所で初優勝を果たした幕内栃ノ心(30)=春日野=が5日、都内の部屋で稽古を再開し、若い衆のぶつかりに胸を出すなど汗を流した。
平幕6年ぶり、ジョージア出身では初の快挙。場所後1週間、行く先々で大声援を受けた。3日の節分での豆まきでもファンが殺到。「子供を200人は抱っこしたな。1時間くらい抱っこしたよ」と、うれしい悲鳴の“抱っこトレ”となった。
毎日祝いの席に呼ばれ、母国メディアから取材攻勢も続いた。「17回も同じ番号から着信があった」と驚くほど忙しい日々。稽古再開に「稽古が終わった後は休める」と喜んだ。
疲労を抜きながら関脇復帰が濃厚な春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)に向け状態を上げていく。過去9場所ある三役では勝ち越しが1度しかない。「次も頑張らないと。悪いとたまたま優勝したと言われる。お客さんの声援もすごいから」とまずは勝ち越しを目指し、大関とりへの足場を固める。