1月の大相撲初場所で6年ぶりの平幕優勝を飾った栃ノ心が6日、東京・両国国技館内の相撲診療所で健康診断を受け、怪力の象徴でもある握力に注目が集まった。
これまで90キロ前後と公言しており、見守る他の関取からは「100キロ超えてくださいよ」と冷やかしも入った。しかし、マークしたのは右70キロ、左76キロと何とも期待外れの数字だった。
これには理由があった。指が太いためか「指が入らなかったよ」と握力計をまともに握れず、思うように力を出せなかったのだ。落ち込むことなく「また、稽古を頑張りますよ」と話した栃ノ心。帰途に就く際にはファンに優しい握手で応じていた。