女子高飛び板橋美波1位、アジア大会代表確実「中国勢と戦えるぐらい強くなりたい」
「飛び込み国際大会代表選考会」(10日、東京辰巳国際水泳場)
女子高飛び込みはリオデジャネイロ五輪8位入賞の板橋美波(18)=JSS宝塚=が346・15点で1位。334・60点で2位の三上紗也可(17)=米子DC=とともにアジア大会(8月18~9月2日、ジャカルタ)などへの派遣選考基準をクリアした。男子3メートル板飛び込みは1位の坂井丞(25)、2位の寺内健(37)=ともにミキハウス=が代表入りを有力とした。
板橋は女子で唯一の大技「109C(前宙返り4回半抱え型)」を回避しながらも、選考基準の310点を大きく上回ってアジア大会代表を確実にした。古傷だった右脚痛の影響もあり、高飛び込みは7位入賞した昨年の世界選手権以来7カ月ぶりの実戦。「勝たないといけない緊張感がすごくあったが、予選も決勝も安定した演技ができた。少しずつ成長できている」と上々の復帰戦となった。
昨年の世界選手権で女子高飛び込みはマレーシア、中国のアジア勢が表彰台を独占した。「本当にアジアは強い。(アジア大会で)表彰台に上がれるかといったら厳しいと思うが、まだ時間がある。中国勢と戦えるぐらい強くなりたい」。その演技だけで100点超えも狙える「109C」の精度を上げ、表彰台を目指す。