相撲協会が貴乃花親方に反論「調査結果が真実」 テレビ番組での主張に対し

 日本相撲協会が11日、テレビ出演で協会側の報告書と食い違いがあると主張した貴乃花親方(45)=元横綱=への反論コメントを発表した。

 「元横綱日馬富士の暴行問題に関する日本相撲協会の見解は、当協会の危機管理委員会が、昨年11月30日、12月20日、12月28日と3回にわたり発表したとおりです。詳しくは、その時にお配りした報告書等の資料をご覧下さい。当協会としましては、危機管理委員会が認定した事実と齟齬(そご)する指摘につきましては、事実と異なるものと考えております」

 秋巡業中、元日馬富士の暴行により弟子の貴ノ岩(27)が頭部を負傷。貴乃花親方は巡業部長として引率していた。事件を巡り同親方が協会と対立。昨年11月30日からの報告書で同親方の理事としての責任が問われた。1月4日に「報告義務を怠り、危機管理委員会による捜査への協力を拒否した」として、理事を解任された。

 同親方は7日、テレビ朝日系列にVTR出演した際、貴ノ岩の陳述書が協会の最終報告に反映されていないと主張。自らの処分に関しても「認められるものではない」と、番組内で語っていた。

 反論文の発表に関し広報部副部長の芝田山親方(元横綱大乃国)は「(協会が報告書にまとめた)調査結果が真実ということを改めてお伝えした。一親方がテレビに出て協会と相反することがあったかのように言っているけど、協会としてきちっとした発表をしている」と説明した。

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