卓球丹羽・小鉢組、鮮やか逆転劇で初V 日本リーグに向け「さらに上を目指す」
「卓球・大阪国際招待選手権」(17日、エディオンアリーナ大阪)
女子ダブルス決勝は初出場の丹羽美里・小鉢友理恵組(広島・広島日野自動車)が3連覇を狙った平侑里香・松本優希組(東京・サンリツ)に3-2で競り勝った。男子ダブルス決勝は松下海輝・藤村友也組(和歌山・日鉄住金物流)が藤本海統・藤木祥二組(和歌山・日鉄住金物流)との“同門対決”を3-1で制し、初優勝を飾った。
3連覇を目指した平・松本組に立ちはだかったのは初出場の“無印ペア”だった。丹羽・小鉢組は1-2とリードを許した第4ゲームから2ゲームを連取。鮮やかな逆転劇で栄冠を手にした。
丹羽が「苦しい試合を勝って優勝できたことはうれしい」と声を弾ませると、小鉢も「目の前の一本を取っていくうち、いつの間にか優勝につながった」と喜びをかみしめた。
16年秋に結成した同期入社の同い年ペア。プレースタイルなどから丹羽がリーダーシップを取るが、決勝では「お互いの役割を出せた」(丹羽)と息の合った攻撃を随所に見せた。2-2で迎えた最終ゲームでは開始から畳み掛け、全日本ベスト16のペアに付け入る隙を与えなかった。
5月に開幕する日本リーグに向け、「自信になった。さらに上を目指して頑張りたい」と声をそろえた。