男子マラソン・大迫がクロカン圧勝 6月の日本選手権は次走次第で回避も
「陸上・日本選手権クロスカントリー」(24日、福岡市海の中道海浜公園)
男子(10キロ)は昨年12月の福岡国際マラソン3位の大迫傑(26)=ナイキ・オレゴンプロジェクト=が29分53秒で優勝した。4秒差の2位は山口浩勢(愛三工業)。西山和弥(東洋大)が3位に入った。女子(8キロ)は木村友香(ユニバーサルエンターテインメント)が26分31秒で制した。阿部有香里(しまむら)が3秒差の2位だった。
マラソンでの東京五輪出場を目指す大迫にとっては、この大会が福岡国際として行われていた2012年に優勝して以来のクロスカントリーだった。5周するコースの4周目に入る直前でスパートし、別次元のスピードで圧勝。練習の一環で出たレースに「きつかったので、これからに向けていいスタートになった」と涼しい顔で話した。5000メートルの日本記録保持者は6月の日本選手権までにマラソンを走る予定。「次のマラソンによっては回避するかも」と同選手権に出場しない可能性を示唆した。