大相撲春場所番付発表 白鵬が横綱在位単独1位に
「大相撲春場所」(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)
日本相撲協会は26日、春場所の番付を発表した。
白鵬(32)=宮城野=が横綱在位64場所とし、北の湖の63場所を超え史上単独1位となった。3位は千代の富士の59場所。
白鵬は大阪市内の部屋で会見。「去年からずっと思っていた。友人から『北の湖の在位が63場所』と聞かされ、また頑張ろうと思った」とかみしめた。
昨年は通算勝ち星、大台40度の優勝をクリア。「09年に年間最多の86勝をして記録に対する思いがある。横綱昇進してから3年、5年と頑張ればと思っていて10年、横綱。違う景色をイメージしてきた。それが64場所、(優勝)40度の大台につながっている」と、積み重ねに胸を張った。
先場所は両足親指を負傷し、途中休場。栃ノ心(春日野理事)の初優勝には「3日目の相撲をテレビで見て調子がいいと思った」と快進撃を予感していた。本場所では25勝0敗と圧倒するが、「一つの型を持っている力士は強い。そういうのが栃ノ心にはある」と警戒した。