稀勢の里、3月場所へ大阪府庁訪問「しっかり稽古していきたい」
「大相撲春場所」(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)
昨年春場所の覇者、横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=が26日、大阪府庁を訪れ、松井一郎府知事から優勝盾を贈呈された。
昨年は13日目に左上腕、左大胸筋を負傷。強行出場し、千秋楽に大逆転優勝を果たした。その代償は大きく、その後の5場所は故障続きですべて休場。次の出場場所に進退をかける覚悟でいる。
知事からは「大阪のファンは長く横綱であり続けることを願っています」とエール。横綱は「ありがとうございます」と応じた。
会談の最後には大阪のマスコットで大阪府広報副知事「もずやん」と相撲。ガッチリ受け止めると、左から投げ飛ばした。
記念の優勝盾に「またもらえるようにやっていきたい」と意欲。故障の回復には「いい状態でやってきた。2月は治療に専念。またしっかり稽古していきたい」と入念に調整し、出場を判断する。